【3月16日 Xinhua News】命ある限り、植樹に励み続ける。中国河北省石家荘市井陘(Jingxing)県馬峪(Mayu)村に住む退役軍人の馬三小(Ma Xiaosan)さんは、荒れ山の緑化を自分の事業としており、両脚を失った後も、はって植樹を続け、社会各界の助けも得て18年間で1万7000本以上の木を植えてきた。

 馬さんは今年71歳。2000年から植樹造林を始めた。もともとはお金を稼ぎ、自活するために植樹を始めたと、馬さんは率直に話す。「どの仕事についても大変でしたが、困難に負けたことはありません。軍人出身ですから、たとえ困難に打ち倒されても、おじけづくことはありません」と馬さんは語った。

 2008年、馬さんの功績が各方面から注目され、政府の関係部門や社会貢献に取り組む企業、ボランティアの協力が次々と集まるようになった。退役軍人などを対象とする特別生活補助を受給できるようになったほか、生活保護も受けられるようになり、生活の心配がなくなった馬さんは、木を売ってお金にするという考えを変えた。

 この18年間で馬さんは1万7000本以上の木を植えた。古希を過ぎた今もなお、植樹を続けている。「年は取りましたが、1日に穴1つは掘れますよ。1カ月あれば30、1年で360以上の穴を掘れます」。命ある限り、植樹に励み続けると馬さんは自分に誓った。(c)Xinhua News/AFPBB News