【3月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は13日、決勝トーナメント1回戦第2戦が各地で行われ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が2ゴール2アシストと活躍したFCバルセロナ(FC Barcelona)はオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に5-1で勝利し、準々決勝進出を決めた。

 前日にユベントス(Juventus)を勝利に導いたクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)に続くハットトリック達成はならなかったが、メッシは本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で傑出したパフォーマンスを披露。後半にはリヨンが一瞬逆転に迫る場面もあったが、その時間帯を除けばバルセロナが圧倒した。

 ホームでの第1戦を0-0で終えたことで、リヨンにはバルセロナを不安にさせるチャンスが常にあったが、メッシが鮮やかなチップキックでPKを成功させ、フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)が追加点を挙げると、試合は前半のうちに決したようにみえた。

 リヨンはルカ・トゥザール(Lucas Tousart)がボレーシュートを突き刺し、勝ち上がりにあと1点と迫ったが、結局試合を決めたのはメッシだった。

 メッシはさらにもう1点をマークすると、その後もジェラール・ピケ(Gerard Pique)とウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)のゴールをお膳立てし、大勝を飾った。

 チャンピオンズリーグにおける通算得点数では、ロナウドの歴代最多124ゴールに次ぐ108得点となっているメッシだが、今回の2ゴールでチームを悲願のタイトル獲得へ前進させた。

 前日の試合でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がユベントスに敗れたため、スペイン勢では唯一の8強入りとなったバルセロナは、ユベントスやマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、リバプール(Liverpool FC)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、FCポルト(FC Porto)、アヤックス(Ajax)とともに15日の組み合わせ抽選会に臨む。

 準々決勝にスペインのチームが一つしか残らなかったのは2010年以来であり、チャンピオンズリーグの8強にスペイン勢が1チームも入らなかったのは2005年が最後となっている。(c)AFP