【3月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は13日、決勝トーナメント1回戦第2戦が各地で行われ、サディオ・マネ(Sadio Mane)の2得点などでリバプール(Liverpool FC)が敵地でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に3-1で勝利し、準々決勝に駒を進めた。

 試合は前半、0-0で終えた本拠地での第1戦では出場停止となっていたDFビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)のロングパスを受けたマネが華麗なゴールを決め、リバプールが先制した。

 昨季のファイナリストであるリバプールは、ジョエル・マティプ(Joel Matip)のオウンゴールで前半のうちに追いつかれたが、69分にはジェームス・ミルナー(James Milner)のCKにファン・ダイクが頭で合わせて追加点を挙げると、84分にはマネが勝利を決定づけるヘディングゴールを奪った。

 ミルナーは試合後、マネの先制点について「彼の1点目はものすごかった。あんなに落ち着いて決めるなんて」「彼は乗りに乗っているから、これをシーズン終了まで維持してほしい」と英BTスポーツ(BT Sport)にコメントした。

 合計スコア3-1で勝利したリバプールは、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)やマンチェスター・シティ(Manchester City)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とともに準々決勝進出を決め、出場したイングランドの全チームが8強に残るのは2008-09シーズン以来となった。

 ミルナーは「イングランドサッカー界にとって良いことであり、望まれていたこと」「僕らは昨年から手応えを感じているから、この調子を維持し、できるだけ勝ち進むことができればうれしい」と付け加えた。

 一方、今大会ではボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)とシャルケ04(Schalke04)が決勝トーナメント1回戦でトッテナムとシティにそれぞれ敗れており、バイエルンの敗退によって13シーズンぶりにブンデスリーガ1部のチームが16強で全滅し、ドイツにとっては寂しい状況となった。

 バイエルンがチャンピオンズリーグで準々決勝に進めなかったのは、2011年以来となる。(c)AFP/Ryland JAMES