【3月13日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)は12日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は3-6、1-6で第23シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)に完敗し、大会連覇の夢がついえた。

 前回大会の優勝を皮切りに躍進を果たした大坂は、昨季の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)で四大大会(グランドスラム)初優勝を飾ると、今年は全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)を制し、世界ランキング1位に到達した。

 しかし、この日は世界ランク23位のベンチッチが繰り出す鋭いグラウンドストロークと正確なサービスゲームに太刀打ちできず、66分で敗北した。

 それでも大坂は試合後、「あまり良いプレーができなかった」と認めた上で「こういうスコアになった時は、落ち込んだり悲しかったりするけど、きょうは自分のベストを尽くしたし、後悔もないからかなりすっきりした気分」と話し、「とにかく彼女のプレーが良すぎた。あの状況で自分にできることはなかった」と続けた。

 10日に22歳になったベンチッチは2015年にタイトルを二つ獲得した後、背中や手首の度重なる故障に悩まされていたが、先月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)では4人のトップ10選手を破って優勝を果たし、再び調子を取り戻していた。

 敗れた大坂だが、同日の試合では第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が2-6、6-3、2-6で19歳のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)に敗れたため、大会後の王座維持が確定している。(c)AFP