【3月11日 AFP】東日本大震災の発生から8年を迎えた11日、東京で政府主催の追悼式が行われ、秋篠宮ご夫妻や安倍晋三(Shinzo Abe)首相、議員らや犠牲者の遺族らが参列した。壊滅的な被害をもたらした同震災の死者・行方不明者数は、合わせて約1万8500人に上る。

 マグニチュード(M)9.0の地震発生時刻の午後2時46分、参列者らは黙とうをささげた。

 安倍首相は式辞で、被災地の復興は「着実に」進んでいると述べた一方で、現在も不自由な暮らしを強いられている数万人に対し、政府の支援を続けていくと誓った。

 震災で家を失った人々の住宅や鉄道など、インフラ再建は行われているが、世論調査に答えた有権者の約2人に1人が、被災地の復興は「前進していない」と思うと回答している。

 また核技術の輸出策については、72.9%が中止すべきだと答え、支持すると答えた有権者は14.7%にとどまった。(c)AFP