【3月12日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)は11日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードで前回女王の大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-4、6-2で第25シードのダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)をねじ伏せ、順当に4回戦進出を決めた。

 1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)でタイトルを獲得し、世界ランク1位に上り詰めた大坂は、同大会で4強入りを果たす躍進を見せたコリンズを1時間22分で退けた。コリンズはこれまで大坂と唯一対戦した昨年の中国オープン(China Open 2018)でも1-6、0-6で敗れており、そのリベンジを果たすことはできなかった。

 昨年大会でキャリア初タイトルを獲得した大坂は、次戦の相手が第23シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)に決定。ベンチッチはロシアのエカテリーナ・アレクサンドロワ(Ekaterina Alexandrova)を6-4、6-2で下した。

 22歳のベンチッチは、先月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)において、通算2度のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇を誇るペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)を撃破し、4年ぶりのタイトル獲得を果たすなど再び勢いを増している。

 その他の3回戦では、四大大会(グランドスラム)通算3勝の実力者で第8シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が予選勝者のナタリア・ヴィクリアンセヴァ(Natalia Vikhlyantseva、ロシア)に3-6、6-1、6-3で逆転勝ち。

 4回戦では第24シードのレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko、ウクライナ)を6-2、7-5で退けた第9シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)を迎え撃つことになり、再び厳しい戦いに直面することが予想されている。

 グランドスラム通算7勝のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は、これが初対戦となった同胞のクリスティーナ・マクヘイル(Christina McHale)にてこずったが、各セットで先にブレークに成功するなどして6-2、7-5で勝利した。

 ヴィーナスは準々決勝進出を懸けた次戦で、ドイツのモナ・バートル(Mona Barthel)と顔を合わせることになった。バートルは第15シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges)との同胞対決を7-5、1-6、6-4で制した。

 第5シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は堅実なサービスゲームを展開し、予選勝者のイザリン・ボナボントゥー(Ysaline Bonaventure、ベルギー)を6-3、6-2で一蹴した。

 第21シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)は、第1セットを5-0とリードしたところで第11シードのアナスタシヤ・セバストワ(Anastasija Sevastova、ラトビア)が途中棄権し、プリスコバとの4回戦に進出した。(c)AFP/Rebecca BRYAN