【3月11日 AFP】イランの国営テレビは11日、ハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領がイラクへ到着したと報じた。同大統領がイラクを公式訪問するのは2013年の就任以来初めて。

 ロウハニ大統領はイランの首都テヘランを出発する前、イランとイラクの「特別」な関係を称賛し、「米国のような侵略国」とイラクが結ぶ関係とは比べようもないと述べた。

 さらに「米国は中東地域で嫌われている。イラク国民、シリアの人々、そして他の周辺国に対して米国が落とした爆弾が忘れられることはないだろう」と指摘。また、イランには求められればいつでも隣国を支援する用意があると付け加えた。

 米政府は欧米など6か国とイランの間で2015年に結ばれた核合意から昨年離脱し、対イラン制裁を再開させて以降はイランとの関係を制限するようイラク政府に圧力をかけている。(c)AFP