レスボス島の海岸に少女の遺体、難民船沈没の犠牲者か ギリシャ
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【3月11日 AFP】ギリシャ・レスボス(Lesbos)島のバテラビーチ(Vatera Beach)で10日、難民船の事故で水死したとみられる少女の遺体が見つかった。同国の沿岸警備隊が発表した。「腐敗が進んでおり頭部のない状態」だという。
少女は4~6歳とみられている。遺体は地元住民が発見し、現在は検視のため病院にある。
沿岸警備隊の発表に先立ち現地の報道と沿岸警備隊関係者は、先月レスボス島の東の沖合で沈没した難民船に乗っていて行方不明になっていた少女の遺体の可能性が高いとしていた。
沿岸警備隊は、少女の遺体の発見から数時間後に別の海岸で女性の遺体が見つかったことも明らかにした。腐敗が進んでいたため当初は男性の遺体とみられていたという。
国際移住機関(IOM)によれば、今年これまでに200人以上の難民や移民が地中海を移動中に死亡しており、その大多数がイタリアを目指していたという。(c)AFP