【3月11日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2019)開幕戦のカタールGPは10日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)がレプソル・ホンダ(Repsol Honda)の王者マルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)との激戦を制し、2年連続で優勝を飾った。

 ラストラップで両者はデッドヒートを演じたが、最後はレースの大半で先頭を走ったドビツィオーゾが0.023秒差でマルケスに競り勝った。同じような展開となった昨年の開幕戦では、ドビツィオーゾがマルケスを0.027秒差で抑えて栄冠に輝いていた。

 ドビツィオーゾは「週末までは何一つ良くなかったので本当にハッピー。チャンピオンを相手にこういう形で幕開けできたのは素晴らしい」と喜びを口にした。

 LCRホンダ(LCR Honda MotoGP)のカル・クラッチロー(Cal Crutchlow、英国)が3位表彰台入りを果たした。4位にはチーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)が入り、モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のレジェンド、バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は5位に続いた。

  ポールポジションからスタートしたモンスターエナジー・ヤマハのマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)は7位でフィニッシュしている。

 また、同日に行われたMoto3クラス決勝は出光ホンダ(IDEMITSU Honda Team Asia)の鳥羽海渡(Kaito Toba)が制し、日本勢として同クラス初優勝を成し遂げた。(c)AFP/David HARDING