【3月11日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)は10日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)はアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)に6-4、4-6、7-6(7-4)で辛勝し、3回戦進出を決めた。

 この試合が大会初戦となった錦織は第3セット、5-6とリードされサービングフォーザマッチのピンチを迎えたが、このゲームで3本目となるブレークポイントで相手がダブルフォールトを喫し、そこから勝利を手繰り寄せた。

 手首のけがから復帰した錦織は、前回大会を体調不良で欠場するなど、昨シーズンはスロースタートを切っていたが、今年は1月にブリスベン国際(Brisbane International 2019)で優勝しており、現在は世界ランキングで7位に浮上している。

 全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2019)では最終的に優勝したノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との試合で負傷棄権したが、ベスト8入り。その後はABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2019)で準決勝に進み、先月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)では2回戦敗退となっている。

 世界ランキング52位のマナリノに押されながらも勝利したことを喜んだ錦織は、「1、2本余計にショットを打たされることが何度もあった」「もっと良いプレーができたかもしれない瞬間もあったけれど、彼は良いプレーをしていた」「タイブレークではこの試合で最高のプレーができたと思う。かなり集中できた」と振り返った。

 錦織は3回戦で、第28シードのリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)と世界67位のホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)の勝者と対戦する。(c)AFP