【3月10日 時事通信社】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(83)ら多数のチベット人が、インドなどに亡命するきっかけとなった1959年のチベット動乱から10日で60周年を迎えた。亡命政府のあるインド北部ダラムサラでは式典が行われ、ロブサン・センゲ首相が「世界の自由を愛する人々は、(中国の)圧政を終結させることを約束してほしい」と訴えた。

 センゲ氏は「59年の蜂起とその後の活動は、チベット人が一貫して権利、自由、正義のために戦ってきたことを示している」と述べ、抵抗運動への参加者を称賛。一方、中国政府が60年以上にわたり、チベットの言語や文化を抑圧してきたとして、「チベット文明を地上から消し去ろうとしてきた」と強く批判した。

 式典には台湾など10カ国・地域の代表団が参加。抵抗運動の犠牲者に黙とうをささげた。(c)時事通信社