【3月11日 AFP】18-19イタリア・セリエAは10日、第27節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)は敵地でサッスオーロ(US Sassuolo)と1-1で引き分けた。

 52分、ドメニコ・ベラルディ(Domenico Berardi)に先制点を許したナポリは、86分にキャプテンのロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)が同点弾をマークした。

 8日にはリーグ8連覇を目指す王者ユベントス(Juventus)がウディネーゼ(Udinese)に4-1で勝利しており、引き分けに終わったナポリは首位との勝ち点差が18にまで広がり、1990年以来となるリーグ優勝の望みがほぼ消滅した。

 ユベントスに勝ち点差を大きく離されている2位のナポリは、最下位のキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)を2-1で下してリーグ戦5連勝を飾った3位ACミラン(AC Milan)とは6ポイント差となっている。

 インシーニェは「しっかりと立て直し、同点に追いついた後は勝利を目指して戦えたと思う」と振り返った。また、準々決勝に進出する可能性があるヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)についても言及し、「これからはレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)との一戦のことを考えよう」と続けた。

 その他の試合では、ホームのインテル(Inter Milan)がSPALに2-0で勝利し、今週末に控えるミランとのダービーに向けて弾みをつけた。後半にマッテオ・ポリターノ(Matteo Politano)とロベルト・ガリアルディーニ(Roberto Gagliardini)にそれぞれゴールが生まれたインテルは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権獲得へ向けて勢いを取り戻している。

 ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督が率いるインテルは、ここ2試合で1ポイントしか挙げられておらず、勝ち点4差をつけられているミランについていくには、ダービーを前にチームの士気を上げる勝利が絶対に必要だった。

 チャンピオンズリーグの出場権争いは依然として激しく、4位インテルから6ポイント差でASローマ(AS Roma)、トリノ(Torino FC)、アタランタ(Atalanta)の3チームが並んでいる。

 また、ラツィオ(SS Lazio)は敵地でフィオレンティーナ(Fiorentina)と1-1で引き分けた。ラツィオは23分、チロ・インモービレ(Ciro Immobile)のゴールで先制したが、61分にルイス・ムリエル(Luis Muriel)に同点弾を許した。ラツィオは消化試合数が一つ少ない状態でありながら、ヨーロッパリーグの出場圏内まで2ポイント差としている。(c)AFP/Emmeline MOORE