【3月11日 AFP】18-19スペイン1部リーグは10日、第27節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は敵地でレアル・バジャドリード(Real Valladolid)に4-1で勝利した。

 下位に沈むバジャドリードとの混沌(こんとん)とした一戦を制したレアルは公式戦での連敗を止めたが、サンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督は自身の去就について確かな言葉を残すことはできなかった。

 ソラーリ監督は試合後、これが指揮官として迎える最後のゲームになった可能性があるか問われると、「その質問には答えられない。あすには練習があり、私はそれに集中している」と語った。

 先制を許したレアルは、ラファエル・バラン(Raphael Varane)のゴールで追いつくと、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がPKを含む2得点をマークし、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)にもゴールが生まれた。

 この勝利で3位をキープしたレアルは、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)と勝ち点12差、2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)と同5差とした。

 ソラーリ監督にとってバジャドリードは、昨年11月に指揮官に就任した際にリーグ戦で最初に対戦した相手で、その試合からチームは好成績を収めていた。

 しかし、本拠地でバルセロナに2度敗れると、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)でアヤックス(Ajax)にも敗れるなど3連敗を喫していたことで、この日は成功の感が弱まった。

 ソラーリ監督は「すべての人にとって難しい一週間だった。選手も同じだ」「それが表されたような最初の20分間で、われわれは苦しんだ。しかし、その後は選手たちがプロ意識や精神力を示し、これまでも逆境に打ち勝ってきたことを見せつけた」と話した。(c)AFP