【3月10日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2019)は9日、第4節の試合が行われ、イングランドは57-14でイタリアに大勝。チームは優勝への可能性をつなぎ、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は最終節で当たるスコットランドへの雪辱に意欲を燃やしている。

 イングランドはマヌ・ツイランギ(Manu Tuilagi)とブラッド・シールズ(Brad Shields)が2トライを決めると、ジェイミー・ジョージ(Jamie George)、ジョニー・メイ(Jonny May)、ジョージ・クルース(George Kruis)、ダン・ロブソン(Dan Robson)にもトライが生まれ、合計8トライで大勝した。一方のイタリアはシックスネーションズ21連敗となった。

 13-21で敗れた前節ウェールズ戦のイングランドは、特に交代策で相手指揮官との「監督力の差が出た」とも言われた。それでもジョーンズHCは、「ウェールズ戦の自分の指揮が良かったとは思わないし、その責任は取る」「迷いがあったというよりは、采配が醜く、うまく指揮できなかった。選手を乗せることができなかった」と認めつつ、前節の敗戦からしっかりチームを立て直した。

 同日にウェールズは18-11でスコットランドに勝利したため、16日の最終節では、早い時間帯の試合でウェールズがアイルランドに勝利すれば、その時点でウェールズの全勝優勝(グランドスラム)が決まるが、取りこぼした場合、イングランドはスコットランドに勝利することでタイトルを獲得できる。

 昨年の対戦では、イングランドは敵地マレーフィールド(Murrayfield)で13-25で敗れただけでなく、ジョーンズ監督が試合翌日、駅でスコットランドのファンから暴言を浴びて襲撃される事件が起こった。その原因についてHCは、スコットランドは「エディー・ジョーンズの顔に泥を塗りつける」ことを何よりも喜ぶという元スコットランド主将のギャビン・ヘイスティングス(Gavin Hastings)氏の言葉が影響したと当時から明言している。

 そのスコットランドとの対戦に向けて、エディーHCは「トレーニングに励んで、来週は最高の状態に持っていく。われわれはスコットランドを倒さなくてはならない」と話した。

「彼らにとって今年一番の試合になるのは分かっている。昨年はわれわれとの試合をきっかけに彼らを勢いづかせてしまった。人間にはすぐに忘れてしまえることもあれば、ずっと忘れられない記憶もある」「去年言われたことはすべて覚えている。私が言うべきことはそれだけだ。言われた内容を繰り返す必要はない」

 昨シーズンはスコットランドに敗れたイングランドだが、それでも好材料がないわけではなく、トゥイッケナム(Twickenham)でスコットランドに敗れたことは過去わずかに4回で、1983年以降は一度も負けていない。(c)AFP/Julian GUYER