【3月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、レスター・シティ(Leicester City)のブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督は7日、英北部スコットランドの自宅で妻と娘が就寝中に盗難被害に遭うという「背筋が凍るような」出来事に遭遇したことを明らかにした。

 事件が発生した6日未明、グラスゴー近郊にあるロジャーズ監督の自宅には妻のシャーロット(Charlotte)さんと義理の娘であるローラ(Lola)ちゃんが在宅中だったが、いくつか物が盗まれたものの負傷者は出なかった。

 元王者レスターの指揮官に就任するため、先週スコットランド・プレミアリーグのセルティック(Celtic)を去り、同クラブの一部ファンから怒りを買っていた46歳のロジャーズ監督は、試合を控えて行われた記者会見で、「部屋に誰かが押し入るなんて、彼女たちにとっては本当に背筋が凍るようなことだ」「とにかく彼女たちの無事を確認した。これからレスター(Leicester)に家を購入する予定で、じきに家族も引っ越してくることになる」と述べた。

「早朝に電話で連絡を受けたときは、彼女たちの無事を心配した。大勢の人から非常にありがたい反応があり、私たちは素晴らしい支援を受けている」「こうしたことは、どの家族にとってもつらい経験だ。彼女たちは恐怖を味わった。ここ10日間は私の移籍をめぐっていろいろなことが起きているが、このことによってスコットランドで家族として過ごした素晴らしい時間を損ないたくない」

 事件ではロジャーズ監督が手にしたメダルがいくつか盗まれており、通報を受けた地元警察は捜査を進めているという。「そう、これからもっとメダルを取らなければ」と話した同指揮官は、9日に就任後では初のホームゲームとなる、下位に沈むフラム(Fulham)との一戦に備えている。(c)AFP