【3月8日 AFP】(写真追加)米国の北朝鮮分析サイト「38ノース(38 North)」は7日、北朝鮮のミサイル発射施設「西海衛星発射場(Sohae Satellite Launching Station)」の発射台再建作業が急速に進み、「正常な稼働状況」に戻ったとみられることを明らかにした。

 同サイトと米戦略国際問題研究所(CSIS)は、商用衛星画像を使い、発射場での活動を追跡した。この活動は先週ベトナムの首都ハノイで開催され物別れに終わった米朝首脳会談の前から始まっていた。

 6日に撮影された画像では、ロケットをレールに乗せて発射台に移動させるための構造物が完成し、「稼働可能である可能性」が示唆された。発射台からはクレーンが外され、ロケットエンジン試験台の支持構造物も再建が進んでいるとみられる。

 金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は、北朝鮮の首都平壌で韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領と会談した際、信頼構築の一環として同発射場の閉鎖に同意。昨年8月の衛星画像では、作業員がエンジン試験台を解体する様子が示されていた。(c)AFP