【3月7日 AFP】英議会議事堂のあるロンドンのウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)前で6日、本田技研工業(ホンダ、Honda Motor)の現地従業員らが、南部スウィンドン(Swindon)の工場閉鎖の撤回を求め、英政府に支援を要請するデモを行った。

 ホンダは先月、スウィンドンの工場を2021年に閉鎖すると発表した。英国が欧州連合(EU)から離脱する「ブレグジット(Brexit)」の期限が迫り、英経済は急減速中。世界の自動車産業も「前例のない変化」に直面する中で、3500人が失業の危機に直面している。

 6日のデモは英政府に対し、工場閉鎖の決定を撤回するようホンダを説得してほしいと訴えるもの。議事堂内ではこの日、野党・労働党のジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)党首が、ホンダ従業員らを支持するバッジを胸に着けて毎週水曜日定例の党首討論(PMQ、クエスチョンタイム)に登場し、テリーザ・メイ(Theresa May)首相を追及した。(c)AFP