【3月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は6日、決勝トーナメント1回戦第2戦が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)にアウェーで3-1で勝利。2試合合計スコアを3-3とし、アウェーゴール差により逆転で準々決勝進出を果たした。

 欧州カップ戦において、ホームでの第1戦を0-2で落としながら逆転で次のステージに進出したのは、今回のユナイテッドが初めて。歴史的な逆転劇となった。

 試合開始直後にロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が先制点を挙げたユナイテッドは、一時はファン・ベルナト(Juan Bernat)のゴールで同点とされたが、その後再びルカクがネットを揺らして前半を1点リードで折り返すと、後半アディショナルタイムにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で得たPKをマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が沈め、勝ち上がりを決めた。 

 ポール・ポグバ(Paul Pogba)が出場停止のユナイテッドは、アントニー・マルシアル(Anthony Martial)、ジェシー・リンガード(Jesse Lingard)、アンデル・エレーラ(Ander Herrera)ら9人が負傷離脱中ながらも最高の結果を手にした。

 パリでの第2戦で選手が奇跡を起こすと信じて疑わなかったというユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)暫定監督は英BTスポーツ(BT Sport)に対し、「信頼に応えてくれた。素晴らしかった」と選手をたたえた。

「いつでもそれが可能だというのは分かっていたはずだ。これがこのクラブの流儀だ。それがマンチェスター・ユナイテッドだ。それがチャンピオンズリーグだ。われわれにはこういうことができるんだ」

 厳しいビハインドを背負って第2戦を迎えた中で、開始2分のルカクのゴールは大逆転劇に向けて喉から手が出るほど欲しかった得点だったというスールシャール暫定監督は、ユナイテッドが先制点を挙げた瞬間から、PSGは過去の失敗という亡霊にとりつかれたように感じたと話す。PSGは2年前の決勝トーナメント1回戦で、第1戦を4-0とリードしながらもFCバルセロナ(FC Barcelona)に逆転負けした。

「最高のスタートだった。先制点を奪うというプランで始まったが、それがあんなに早く来るとは思っていなかった」「多くのゴールが生まれるオープンな試合を求めていて、それが現実に起きた」「彼ら(PSG)にはそういう経験があったから、メンタル面の懸念は常に潜んでいる」「われわれの選手は若くフレッシュで、得点が必要とされるときにより大きなエネルギーをもたらしてくれる」

 また、イングランド代表FWのラシュフォードは、VARの結果が出るまで長時間待たされたものの、PKを蹴るときに不安は一切なかったと強調している。

「頭の中を冷静に保つだけだった。練習は、ああいった場面のためにするもの。自分で蹴りたかった」「あの瞬間のために僕たちは生きているし、試合を終えた時は笑顔でいたかった。ビューティフルだ。10人もいなかったが、チャンスでもあった。自分たちにふさわしい結果だ」 (c)AFP