【3月6日 AFP】(更新)日産自動車(Nissan Motor)前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告が6日、勾留されていた東京拘置所から保釈された。

 青い帽子に白いマスク、さらに反射材付きの作業服を着用したゴーン被告は、警備要員に付き添われながら拘置所を後にした。

 昨年11月19日の逮捕から、身柄の拘束は108日に及んだ。東京地裁は5日、ゴーン被告の保釈を認める異例の決定を下していた。納付された保釈保証金は10億円。

 私的な投資で生じた損失を日産に付け替えるなどしたとして、会社法違反(特別背任)や金融商品取引法違反など三つの罪で起訴されているゴーン被告は、起訴内容を強く否認。

 保釈の決定を受けた声明で、裁判への意欲を示し「私は無実であり、この無意味で根拠のない罪に対し、公正な裁判を通じ強く抗弁する」と発表していた。(c)AFP