【3月6日 AFP】ブリーダーズカップ(Breeders' Cup World Championships)が開催されるなど、米競馬の名舞台として知られるカリフォルニア州のサンタアニタパーク(Santa Anita Park)が、競走馬が相次いで死ぬ事故を受けて無期限で閉鎖されることが決まった。複数の競馬ニュースサイトが報じた。

 サンタアニタでは、5日に4歳の牝馬が足首を折り、予後不良と診断された。サンタアニタでレース中、または調教中に馬が死ぬ事故が起こるのは、2018年12月26日以降これが21件目。この状況を受け、関係者が同日遅くにコースの使用停止を決め、安全コンサルタントが施設の検査を行っている。

 事故の頻発を受けて、動物の権利活動家からはサンタアニタを永久に閉鎖するよう求める声が上がっていた。動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」は、調教師や獣医師に対する調査も行うべきだと主張している。

 サンタアニタは米競馬界でもとりわけ有名な競馬場の一つで、今年は11月1日と2日にブリーダーズカップの各レースが行われる予定となっていた。(c)AFP