【3月6日 AFP】米経済誌フォーブス(Forbes)は5日、毎年恒例の世界長者番付を発表した。米インターネット通販大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)最高経営責任者(CEO、55)が、昨年に続き1位となった。

 2位は米マイクロソフト(Microsoft)共同創業者のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏(63)で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領はこの2人にははるかに及ばないものの、昨年から順位を51上げて715位となった。

 上位陣の顔ぶれに大きな動きはなかったが、米フェイスブック(Facebook)共同創設者のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏が順位を三つ落としたほか、マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)前ニューヨーク市長は順位を二つ上げた。

 世界長者番付によると、今年の保有資産額はベゾス氏が昨年比190億ドル(約2兆1200億円)増の1310億ドル(約14兆6400億円)、ゲイツ氏が昨年比65億ドル(約7300億円)増の965億ドル(約10兆7900億円)だった。

 3位は長きにわたりカリスマ投資家とみなされているウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏(88)。2月下旬に多数の株を保有する米食品大手クラフト・ハインツ(Kraft Heinz)の株価が大きく落ち込んだ影響で、資産は昨年比150億ドル(約1兆6800億円)減の825億ドル(約9兆2200億円)となった。

 トランプ氏の資産は昨年と変わらず310億ドル(約3500億円)だった。しかし、フォーブスによると昨年の番付に入った人のうち過去最多となる994人が資産を減らし、トランプ氏の順位は昨年の766位から715位に上がった。(c)AFP