【3月6日 AFP】英国の首都ロンドンで5日、「小型の即席爆発装置(IED)」3個が別々の場所で見つかり、警察のテロ対策班が捜査を始めた。見つかった装置は小規模な火災を起こす能力があったとみられている。

 ロンドン警視庁(Metropolitan PoliceScotland Yard)によると、パッド付き封筒が入った不審な小包が、ヒースロー空港(Heathrow Airport)に隣接するオフィスビルと、ウォータールー(Waterloo)駅の郵便集配室、ロンドン・シティー空港(London City Airport)に近いオフィスでそれぞれ見つかり、小型IEDであると確認された。小包はすべてA4サイズの白い封筒で、中には別の黄色いパッド付き封筒が入っていた。

 警察によると、ヒースロー空港北側の滑走路に近いコンパスセンター(Compass Centre)に送られた小包をスタッフが開けたところ「小包の一部が燃え出した」という。しかし負傷者は出ておらず、同空港の発着便に影響は出ていない。警察は「これらの装置は開封時に小規模な火災を起こす能力があるようだ」とし、関連性がある事件として調べを進めているとした。(c)AFP