【3月5日 Xinhua News】中国のクラシファイド広告サービス「58同城」と、不動産・住宅情報サイト「安居客」、上海師範大学不動産経済研究センターは2月28日、共同で「2018~2019中国都市安居(住みやすい都市)指数報告」を発表した。注目度の最も高い都市には、北京市が、都市安居指数の総合ランキング1位には、四川省成都市が、それぞれ選出された。中国証券報が伝えた。

 都市安居指数は、生活環境、都市注目度、住宅購入・賃貸費用、生活費用の4指標を基準とし、一人当たりの住居面積、教育条件、医療資源、交通状況、大気の質、通勤時間、住まいを購入もしくは賃貸したいかどうか、などを分析した。全国35の大中都市を対象とし、22のオリジナル指標データを参考とした。

 都市安居指数の上位5市は、成都市、広東省深圳市、北京市、陝西省西安市、上海市だった。指数の高かった都市は、南部、沿岸地域に集中していた。

 不動産研究機関・58安居客不動産研究院の張波(Zhang Bo)チーフアナリストによると、都市群で比較すると、西南地域、西北地域の都市群が上位グループに入り、珠江デルタ地域、長江デルタ地域、長江川中・川下地域、中原都市群は第2グループに、環渤海経済圏、東北地域の都市群は第3グループに入った。この結果は、人々が自然条件や気候環境、生活リズムなどを考慮していることを反映しており、今後、安居指数の高い都市は人材を吸引するうえで優位に立つものと考えられる。(c)Xinhua News/AFPBB News