【3月3日 AFP】19MLSが開幕した2日、2007年に欧州から米国へ戦いの場を移し、リーグの新時代の幕開けを引っ張る存在となったデビッド・ベッカム(David Beckham)氏の功績をたたえ、古巣ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)が本拠地の外で同選手の銅像をお披露目した。

 開幕戦のキックオフ前に行われたセレモニーには、元イングランド代表のベッカム氏と妻のヴィクトリア(Victoria Beckham)さんをはじめ、同氏が所属していた際にチームを率いていたブルース・アリーナ(Bruce Arena)氏や元チームメートのロビー・キーン(Robbie Keane)氏も出席した。

 MLSに新規参入するインテル・マイアミ(Inter Miami)でオーナーを務めるベッカム氏は「ヴィクトリアや子どもたちと一緒にこの街に着いた初日からアットホームな感じがしたし、それに関しては死ぬまで感謝するだろう」「この街は私にとって家のような存在だ。妻、子どもたち、両親、そして友人たち。みんなのサポートがなければ、自分が歩んだキャリアをたどることはできなかったと思う」と語った。

 ベッカム氏は2007年、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)で活躍した後に米国に移籍し、世界中で話題を呼んだ。

 その後はベッカム氏の切り開いた道を追いかけ、欧州のスター選手たちが米国で挑戦。この日の試合では、昨年にMLSでデビューを飾ったズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が終盤に決勝点を挙げ、ギャラクシーがシカゴ・ファイアー(Chicago Fire)に2-1で勝利している。(c)AFP