【3月3日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2019)は2日、第3節が行われ、サンウルブズ(Sunwolves)は30-15でワイカト・チーフス(Waikato Chiefs、ニュージーランド)を破り、参戦4年目で最も大きな歴史的勝利を飾った。

 サンウルブズがアウェーで白星を収めるのはこれが初めて。一方で2012年と2013年の王者チーフスはこれで開幕から3連敗と屈辱的な状況が続いている。

 およそ1年前、同じチーフスに10-61で粉砕された頃のサンウルブズは、3年連続で苦しいシーズンを過ごし、今後の参戦についても疑問の声が上がっている。

 しかしチームは前週、NSWワラタス(NSW Waratahs、オーストラリア)相手に金星まであと1点と健闘して進歩の兆しを見せると、この日はそこからさらに一歩ギアを踏み込み、23-3という前半のリードを守り切って勝利した。

 コンバージョン3本全てに加え、ペナルティーゴール3本も成功させたヘイデン・パーカー(Hayden Parker)は、チーフス戦勝利を「とてつもないこと」と評し、チームにとって大きな自信になると話した。

「前半に良いトライをいくつか決められたことがすごく良かった。後半はかなり厳しく、試合が永遠に終わらないようにも感じたが、みんなよく粘ったし、最後まで持ちこたえた自分たちを誇りに思う」

 対するチーフスのブラッド・ウェバー(Brad Weber)は、厳しい状況にあるチームについて、これだけミスをしていては勝利はおぼつかないと話した。

「ボールをこぼし続けていては勝利はできない。10回か11回はこぼしたのではないかと思う」「とはいえ、サンウルブズには脱帽と言わざるを得ない。ボールスピード、そしてタックルの外し方は非常に特別だった。とても当惑しているし、自分たちを本気で見つめ直さなくてはいけない」 (c)AFP