【3月2日 AFP】ケニアにあるケニア山(Mount Kenya)国立公園で先月23日に発生した森林火災を食い止めるため、野生動物公社の職員や兵士、多数のボランティアが1日、消火活動に当たった。国立公園を管理しているケニア野生動物公社(Kenya Wildlife ServiceKWS)によると、ケニア山の焼失面積は800平方キロ以上に及んでいる。

 山火事が起きているケニア山は首都ナイロビの北東193キロの場所に位置し、アフリカではタンザニアのキリマンジャロ(Kilimanjaro)に次いで2番目の高さ(標高5199メートル)を誇り、山頂部は氷や雪に覆われている。山頂を中心とする国立公園は、赤道をまたぐ位置にある。

 ケニア山は、1977年に国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録された。(c)AFP