【2月28日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエン(Michael Cohen)被告が27日の米下院の公聴会で、トランプ氏の不倫相手だったポルノ女優のストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さんに不正な口止め料を払ったと証言したことについて、ダニエルズさん本人は同日、コーエン被告は「真実」を語ったと称賛した。

 ダニエルズさんは、コーエン被告が「ついに」真実を語る勇気を持ったことについて感謝するとし、声明で「マイケル、自分がしたことについて、ようやく話し始めたあなたを誇りに思います。そしてあなたがもたらした損害について、修復しようとしていることも」と述べた。

 コーエン被告は下院の委員会で、トランプ氏との不倫関係を公表しようとしていたダニエルズさんに対し、2016年の大統領選の直前、不正に13万ドル(約1440万円)の口止め料を支払ったと証言。

 また、コーエン被告はトランプ氏やその支持者から脅迫されていたと述べ、自分と家族の安全が脅かされていたと訴えた。

 ダニエルズさんは、トランプ氏に脅迫されていると感じていたというこのコーエン被告の告白にも触れ、こう述べた。「あなたは、大統領と彼の弁護士があなたをうそつきやネズミなどと呼んで公然と侮辱し、あなたの家族までもが危険にさらされていたことについて話してくれました」「私にも家族がいるから、その恐怖はよく分かります」 (c)AFP