【2月28日 AFP】テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2019)は27日、男子シングルス2回戦が行われ、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が3本のマッチポイントをしのいで大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を3-6、7-6(7-2)、7-6(8-6)で破り、準々決勝進出を決めた。

 第1セットのキリオスは元気がなく、トレーナーに体調不良を訴える場面があったが試合続行を決断。その後は雑念を振り払い、第3セットのタイブレークでは3-6から巻き返して四大大会(グランドスラム)通算17勝のナダルを倒した。

 一方、決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)以来となる大会に臨んだナダルは、第2セットと第3セットの両方でブレークポイントを握ったが、いずれも生かすことができずに決着をタイブレークへ持ち込んでしまった。

 これでナダルとの通算戦績を3勝3敗としたキリオスは次戦、4強入りをかけてグランドスラム通算3勝のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と対戦する。第3シードのワウリンカは同日、第7シードのスティーブ・ジョンソン(Steve Johnson、米国)を7-6(7-5)、6-4で下した。(c)AFP