【2月28日 AFP】女子サッカー、シービリーブス・カップ(2019 SheBelieves Cup)は27日に開幕し、試合終了間際に籾木結花(Yuka Momiki)がゴールを決めた日本は、2度の劣勢をはねのけて世界女王の米国と2-2で引き分けた。

 米ペンシルベニア州チェスター(Chester)のタレン・エネルギー・スタジアム(Talen Energy Stadium)で行われた一戦は後半アディショナルタイム、長谷川唯(Yui Hasegawa)が素晴らしいプレーをみせると籾木が近距離からネットを揺らし、日本が開催国の米国に初戦での白星を許さなかった。

 2015年のW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)の決勝で対戦し、今年のW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)に向けて強化を進めている両国による激戦で、籾木のゴールと同様に日本の巧みなプレーは評価に値するものだった。

 23分にミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)にゴールを決められ先制された日本は、67分に中島依美(Emi Nakajima)がカーブのかかった素晴らしいシュートを突き刺し同点とした。

 76分、クリステン・プレス(Christen Press)のクロスをアレックス・モーガン(Alex Morgan)が胸で合わせて代表通算99ゴール目を挙げると、スコアは2-1となり米国は勝利するかに思われた。

 しかし試合終了間際、長谷川が利他的なパスを送るとフリーになっていた籾木がこれを決め、日本の徹底的な攻撃が同点弾につながった。

 この結果、ベス・ミード(Beth Mead)の強烈なシュートが決勝点となりブラジルに2-1で勝利したイングランドが4か国総当たりの今大会で首位に立っている。

 次の試合は来月2日に行われ、米国はイングランドと、日本はブラジルとそれぞれ対戦する。(c)AFP