【2月28日 CNS】調査機関の胡潤研究院は26日、「2019年胡潤グローバル富豪番付」を発表した。10億ドル以上の資産を持つ富豪2470人がランク入りし、中国は658人の富豪がランク入りした。米国よりも74人多い。

 首位は、アマゾン(Amazon.com)創業者のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏の9900億元(約16兆3572円)。中国人富豪で首位となった阿里巴巴(アリババ、Alibaba)の馬雲(ジャック・マー、Jack Ma)ファミリーが総資産2600億元(約4兆2958億円)で22位、騰訊(テンセント、Tencent)の馬化騰(Pony Ma)氏、恒大集団(Evergrande Group)の許家印(Xu Jiayin)氏が続いた。

 米証券市場の株価は若干下落したアリババだが、時価総額は3兆元(約49兆円)に迫る勢いで、依然として中国最大の企業であることには変わりはない。また傘下の螞蟻金融服務(アントフィナンシャル、Ant Financial)は18年に900億元(約1兆4872億円)の巨額投資を完成させるなど、「世界で最も価値のあるユニコーン企業」としても評価されている。

 中華圏で2位(総合24位)となったテンセントの馬CEOの総資産は2550億元(約4兆2138億円)、18年上半期のテンセントの総売上高は1472億元(約2兆4324億円)、前年同期比で39%増加している。

 また、2500億元(約4兆1312億円)の総資産で3位(総合26位)となった許CEOの恒大集団は、18年6月に買収したEV自動車会社の筆頭株主になるなど、18年度の売上目標5500億元(約9兆円)を達成し、今年は6000億元(約9兆9000億円)に目標を設定している。(c)CNS/JCM/AFPBB News