【2月26日 AFP】中国内陸部四川(Sichuan)省栄(Rongxian)県で、24、25両日に地震が3度発生し、2人が死亡した。これを受けて、地震の原因は水圧破砕法(フラッキング)によるシェールガスの採掘にあると数千人が抗議し、当局が採掘を中止する措置を取った。

 地元自治体によると、24日にマグニチュード(M)4.7の地震と余震が発生し、翌25日にもM4.9の地震が起きたという。

 この3度の地震で2人が死亡、12人が負傷。家屋数千軒が損壊し、数百人が家を失った。

 栄県は中国版ツイッター(Twitter)の微博(ウェイボー、Weibo)で、「安全上の理由と安全生産に向けた要件順守の観点から、シェールガス採掘会社は作業を一時中断した」と発表。

 同県はさらに、地震後に県庁前で住民数千人が、シェールガスの採掘中止を求めて抗議活動を行っていたことも明らかにした。(c)AFP