【2月27日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、大会初出場となる第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)は難敵ブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)を6-4、6-3で退けて初戦を突破した。

 これまで、この時期はメンフィス・オープン(Memphis Open)やデルレイビーチ・オープン(Delray Beach Open)など北米を主戦場にしていた錦織だが、今季は前者の終了もあってシーズンの予定を見直し、ドバイ・テニス選手権に初めて出場している。

 その錦織は、8本のブレークポイントを許しながらペールの攻勢をしのいで第1セットを獲得すると、続く第2セットはサービスゲームを二つブレークして予測のつかない相手を81分で退けた。

 錦織は「もちろん、ブノワとの試合はいつも簡単にはならない。素晴らしいサーブ、素晴らしいバックハンドを持つトリッキーな選手。ドロップショットも上手く、繊細なタッチを持っている」とコメントした。

「第1セットのカギはあの長いゲーム(8分続いた第3ゲーム)だった」「あれを取れたことで自信が増したが、あの後ブレークバックされていたら分からなかった」「良い試合だったし、この風も厄介だった。きょうは良いプレーができたと思う」

 アジア最高位の世界ランキング6位につける錦織は、2回戦でホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と対戦する。ホルカシュは予選を通過したコランタン・ムテ(Corentin Moutet、フランス)を6-3、7-5で下して勝ち上がった。

 今季ここまでの錦織は、ブリスベン国際(Brisbane International 2019)で優勝すると、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)でベスト8、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2019)でベスト4に入り、12勝2敗の成績を残している。(c)AFP/Bill SCOTT