【2月26日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-4、3-6、6-1でドイツのフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber)を退け、キャリア100個目のタイトル獲得が懸かる大会の初戦を飾った。

 通算7度の大会制覇を誇るフェデラーは、ドバイ・デューティーフリー・テニスセンター(The Dubai Duty Free Tennis Centre)のセンターコートに詰めかけた観客5500人の前で難敵と激しい突風に苦しめられて第2セットを奪われ、第3セットにギアを上げることを余儀なくされながら初戦を突破した。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝のフェデラーは、友人で練習パートナーでもあるコールシュライバーを相手に14連勝を飾り、「勝ち抜けられてただうれしい。難しいコンディションだった」とすると、「フィリップには非常に手こずらされたし、風が渦を巻いている中でプレーしていた。急に(風が)止まったらブレークされるかもしれない。そんなことも少し頭をよぎるしね」「試合は駆け引きだ。今夜は本当に難しい条件だった」とコメントした。

 フェデラーの2回戦の相手はフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)に決定。同大会の元ファイナリストであるベルダスコは、イタリアのトーマス・ファビアーノ(Thomas Fabbiano)に13本のサービスエースをたたき込み、3-6、6-3、6-2で試合を制した。

 同日行われた試合では、第4シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)と第7シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)が初戦で姿を消す波乱が起きた。

 ジョージアのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili)が6-4、6-1でハチャノフを破り、世界ランク14位で大会初出場のラオニッチは4-6、7-5、4-6でドイツのジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff)に屈した。(c)AFP/Bill SCOTT