【2月25日 AFP】男子テニスの錦織圭(Kei Nishikori)が、新たに女子テニス界のトップになった同胞の大坂なおみ(Naomi Osaka)について、いずれはプレッシャーに対応できるようになるだろうとの見解を示した。

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 錦織は、去年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)と今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)で四大大会(グランドスラム)連続優勝を果たした21歳の大坂は、今や日本のスター選手として自分以上の立ち位置にいると考えている。

 今週のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)に大会第1シードとして出場する世界ランキング6位の錦織は「僕よりはるかに大変だと思う。たぶん1年前はトップ10にも入っていなかったけど、すべてが一気に変わった。今の彼女は世界1位だが、僕はトップ3に入った経験もない」と語った。

「もっとプレッシャーがあるのは間違いない。世界ナンバーワンにグランドスラム優勝。どちらも僕は手にしたことがない。ちょっと状況が違うと思うし、僕よりも大変だと思う」

 それでも錦織は、最終的に大坂は快適と感じられる環境を見つけ出すことができるだろうと述べ、「絶対に適応できると思う。今はとにかく時間が必要。素晴らしいメンタルを持っているし、本当に強い。非常に落ち着きもある。あまりパニックにならないし」と続けた。

「時がたつにつれて慣れると思う。ここで負けてしまったのは残念だけど(大坂は前週のドバイ・テニス選手権女子シングルスで初戦敗退)、彼女は大丈夫だと思う」「もっとグランドスラムを勝つと思う」 (c)AFP