【2月25日 AFP】中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)は24日、折り畳み式の新型スマートフォン「Mate X」を発表した。4日前の20日、韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)が業界大手として初めて折り畳みスマホを発表したばかり。

 ファーウェイ・コンシューマー・ビジネス・グループ(Huawei Consumer Business Group)のリチャード・ユー(Richard Yu)最高経営責任者(CEO)が、スペイン・バルセロナ(Barcelona)で25日から4日間の予定で開催される「モバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress)」の開幕に先立ち、この新製品を披露した。

 世界中で導入に向けた動きが進む第5世代(5G)移動通信システムに対応するMate Xは今年半ばに発売予定で、価格は2299ユーロ(約29万円)。

 画面は折り畳んだ状態で6.6インチで、サムスンの折り畳みスマホよりわずかに大きい。

 スマホユーザーは1台を長く使う傾向にあり、売り上げが落ち込む中、各社折り畳み式で好転を狙っている。しかしアナリストらは、折り畳みスマホ市場は、少なくとも初期には限定的な規模にとどまると予測している。(c)AFP