【2月24日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2019)は23日、第3節の試合が行われ、ウェールズがイングランドに21-13で見事な逆転勝ちを収め、全勝優勝(グランドスラム)に一歩前進した。

 ウェールズのホーム、プリンシパリティ・スタジアム(Principality Stadium)で行われた一戦は、後半序盤まで13-9でリードしたイングランドが逆に開幕3連勝を飾るかに思われた。

 しかし、ウォーレン・ガトランド(Warren Gatland)ヘッドコーチ(HC)が率いるウェールズはコーリー・ヒル(Cory Hill)のトライで逆転すると、終盤にはダン・ビガー(Dan Biggar)のピンポイントのクロスキックをキャッチしたジョシュ・アダムズ(Josh Adams)がトライを決め、勝利を確実にした。

 フランスとの大会初戦でも0-16から逆転勝ちを収めていたウェールズは、これで連勝を同国史上最長の12に伸ばし、1910年に打ち立てられた記録を更新した。一方のイングランドは、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)HCの就任後では5度目のウェールズ戦にして初めて苦杯をなめた。

 同日に行われたもう一つの試合では、新星フライハーフのロマン・ヌタマック(Romain Ntamack)の活躍などでフランスがスコットランドに27-10で勝利し、今大会初白星を挙げた。敗れたスコットランドは、敵地パリで20年にわたり勝利から遠ざかっている。(c)AFP/Julian GUYER