【2月24日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を率いるサンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督が23日、27日に行われるFCバルセロナ(FC Barcelona)との国王杯(Copa del Rey 2018-19)準決勝第2戦について、今週末のリーグ戦からバルセロナが中3日なのに対して自分たちは2日と休養が1日少ないことを「興味深い」と表現し、日程に疑問符を付けた。

 両チームは、バルセロナが23日にセビージャFC(Sevilla FC)、レアルが24日にレバンテ(Levante)とのどちらもアウェーでのリーグ戦を行ってから、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)での準決勝第2戦に臨む。第1戦は1-1の引き分けに終わっている。

 このことについて、ソラーリ監督は23日の記者会見で「面白いと思っている。興味深い。しかし、コンディションに差がある中でプレーするのはわれわれとしても非常に燃えるし、チャレンジだととらえている」とコメントした。

 一方でバルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は、レアル側の不満を一蹴している。セビージャに4-2で勝利した後、監督は「誰しも日程には不満がある。セビージャだってそうだ」「日程の問題はセビージャにも、レアル・ベティス(Real Betis)にも、レアルにも、われわれにも起こっている。試合日がこういう風に決まったなら、そういうものなんだ」とコメントした。

 またソラーリ監督は、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のアヤックス(Ajax)戦で意図的にイエローカードをもらったことを示唆したセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)についても言及し、長期の出場停止が科されることはないのではないかと話している。

 ラモスはその後、故意にカードをもらってアヤックスとの第2戦で消化しようとしたわけではないと強調したが、欧州サッカー連盟(UEFA)の判断によっては追加の出場停止処分が科される可能性もある。

 監督は「その問題は解決している。(故意ではないことは)プレー自体を見れば分かることで、セルヒオもその点は後で明言している。われわれとしても全く疑いは持っていない」とコメントした。

 それとは別に、ラモスはリーグ前節のジローナ(Girona FC)戦で退場処分を受けたため、レバンテ戦も出場停止となる。レアルは国王杯の3日後にもバルセロナとリーグ戦で激突するが、チームはジローナに敗れたことで再び3位へ転落し、首位バルセロナとの勝ち点差は現在暫定で12ポイントに広がっている。

 ソラーリ監督は「先週は勝ち点を落として差が開いたが、それをまた縮める必要がある」「われわれは最後まで戦わなくてはならない」と話している。(c)AFP/Thomas ALLNUTT