【2月23日 AFP】第1子を妊娠中の英国のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が今週、出産前祝いのパーティー「ベビーシャワー」に出席するためプライベートジェットで米ニューヨークに渡航したことについて、英メディアは「ぜいたく」との批判を繰り広げた。

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 今春に出産予定のメーガン妃は、著名人らとのベビーシャワーを終え21日に帰国。英各紙はパーティーが「米国で最も高価なホテルのスイート」で行われたと伝えた。

 報道によると、パーティーはマンハッタン(Manhattan)にあるマークホテル(Mark Hotel)で催され、女子プロテニス選手のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)さんが主催。招待客には米俳優ジョージ・クルーニー(George Clooney)さんの妻で人権派弁護士のアマル・クルーニー(Amal Clooney)さんら著名人が含まれ、ハープがセレナーデを奏でるなか、高価なプレゼントが贈られた。

 パーティーの費用はメーガン妃も英国の納税者も負担していないが、批判報道の先頭を切った英紙タイムズ(Times)は22日、「メーガン妃のニューヨークでのぜいたくなベビーシャワー、憤りの嵐を巻き起こす」との見出しで報じた。

 同紙は、今回のニューヨーク訪問は「浪費や豪勢さ、プライベートジェットで大西洋を横断することの環境への影響について論議を起こした」とし、国際環境NGO「地球の友(Friends of the Earth)」からの批判も掲載。さらに「一部の英国民にとっては、ベビーシャワーという米発祥の概念そのものが不適切と思われる」と論じた。

 大衆紙デーリー・メール(Daily Mail)のコラムニスト、ジャン・モイア(Jan Moir)氏は、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)はメーガン妃の「豪勢な旅」をどう思うだろうかと問い、「自らを国際人道主義者と称しながら、30万ポンド(約4300万円)を超えるベビーシャワーを、既にとてつもない特権を持つおなかの子のために開催させることができるだろうか」と指摘した。

 一方、エリザベス女王の愛読紙とされるデーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)は、「きらびやか」な米国でのパーティーは、昨年行われたメーガン妃とヘンリー王子(Prince Harry)との結婚式を「しのぐ」ものだった可能性があると報じた。(c)AFP/Joe JACKSON