【2月23日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第2戦のメキシコ選手権(2019 Mexico Championship)は22日、メキシコの首都メキシコ市のチャプルテペクGC(Club De Golf Chapultepec)で2日目が行われ、米国のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)が2日連続でノーボギーを記録する好調ぶりを見せ、通算11アンダーで単独首位に浮上した。

 ジョンソンは整然としたプレーでスコアを4ストローク伸ばし、初日トップのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)に2打差をつけて追い抜いた。初日のラウンドで8アンダー「63」の好スコアを記録したマキロイは、2日目も序盤の4ホールで3バーディを奪う好調なスタートをみせていた。

 しかし、6番で池につかまってボギーをたたくと、パー4の9番では2打目をグリーン端から4.5メートル付近に寄せながら4パットを要してダブルボギーを記録。この日は1アンダー「70」でホールアウトし、序盤に4連続バーディーを奪ったマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)と通算9アンダーで2位タイに並んだ。

 一方、メジャー通算14勝のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、5アンダー「66」の猛チャージで8位タイに浮上。特に最終ホールとなったパー4の9番では、信じられないようなショットを見せる場面があった。

 ウッズはこのホールのバンカーショットで、9番アイアンを使って木を避けるように弾道をスライスさせる往年のリカバリーショットを披露。打球はスピンして6メートルほどホール方向に転がった後、カップから約3メートルの位置で止まった。惜しくもバーディーパットははずしたものの見事なパーを奪ったウッズは、2日目に合計6バーディーを記録して一気にトップ10に食い込んだ。

 その他ではスペインのセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia)が「66」をマークし、パー4の1番と2番で連続イーグルを記録して「65」で回ったトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)と並ぶ通算7アンダーで4位タイにつけた。

 フリートウッドは、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)とともに2日目の最少スコアを記録。大会連覇を目指しているミケルソンは、初日は「79」の大たたきで出遅れていたが、この日はノーボギーで通算2オーバーの39位タイに浮上した。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)はイーブンパーの28位タイにつけている。(c)AFP