【2月23日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)は22日、女子シングルス準決勝が行われ、スイスのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)がまたも終盤に猛反撃を見せ、大会第6シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)を6-2、3-6、7-6(7-3)で破り決勝進出を決めた。

 世界ランク45位のベンチッチは、最終セットを3-5の劣勢から挽回してまたしてもトップ10の選手に番狂わせを演じ、2連覇中のスビトリーナの大会連勝記録も12で阻止した。

 腰や手首の故障に見舞われる以前は世界7位まで到達していたベンチッチは、決勝の相手が第2シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に決定。クビトバには1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)3回戦で敗れるなど、これまで3戦全敗を記録しているが、対戦相手として大きな敬意を抱いている。

 ベンチッチは全豪オープンファイナリストのクビトバについて、「(全豪で)負けた後は彼女を応援していた。本当にそれに値する選手」とコメントした。

 今大会でのベンチッチは、3回戦で第8シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)を相手に6度のマッチポイントをしのいで勝利を収めた後、準々決勝では同2位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を撃破した。

 一方、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で優勝2回を誇る実力者のクビトバは、激戦の末に謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ、台湾)を3-6、6-2、6-4で退け、ここ2か月で3度目の決勝進出を果たした。

 先月のシドニー国際(2019 Sydney International)を制した後、全豪オープン決勝では大坂なおみ(Naomi Osaka)に惜しくも敗れたクビトバは、2013年大会で優勝しているものの今大会は3年ぶりの出場となる。

 対する21歳のベンチッチは、昨年10月のルクセンブルク・オープン(BGL BNP Paribas Luxembourg Open 2018)以来初めて決勝の舞台に到達している。(c)AFP/Bill SCOTT