【2月22日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第2戦のメキシコ選手権(2019 Mexico Championship)は21日、メキシコの首都メキシコ市のチャプルテペクGC(Club De Golf Chapultepec)で開幕し、元世界ランク1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が7バーディー、1イーグルを記録するなど8アンダー「63」で首位発進した。

 現在は世界8位で昨年のアーノルド・パーマー・インビテーショナル(Arnold Palmer Invitational 2018)以来の優勝を目指しているマキロイは、バックナインからスタートして10番目のホールとなった1番で、2番アイアンを使って圧巻のティーショットを披露。打球はグリーン手前で跳ねた後、ピンそばを通り過ぎて約1.8メートルのところで停止した。

 このホールで見事イーグルを奪ったマキロイは、6番でこの日唯一のボギーをたたいたものの、最終ホールから一つ手前の8番で約6メートルのバーディーパットを沈めて挽回し、2017年大会覇者で初日2位に続いたダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)に1打差をつけた。

 ジョンソンは7アンダーのノーボギーで7アンダー「64」を記録し、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)とマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)がさらに2打差で3位タイに続いた。

 一方、メキシコでプレーするのは今大会が初めてとなるタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、1番のティーグラウンドの選手紹介で「タイガー! タイガー! タイガー・ウッズ」と名前を呼ばれ、熱狂的なファンに迎えられた。

 このホールではいきなりティーショットがOBとなってダブルボギーをたたいたウッズだが、4番から3連続バーディーを奪うなどしてイーブンパー「71」の25位タイグループに入った。

 昨年大会ではトーマスとのプレーオフを制して優勝したフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)は、8オーバー「79」の70位タイに出遅れる散々なスタートとなった。日本勢では松山英樹(Hideki Matsuyama)が1オーバーの35位タイにつけている。(c)AFP