【2月22日 AFP】インドネシア・スマトラ(Sumatra)島の南端に位置するランプン(Lampung)州で21日、大量のごみで荒れ果てた海岸の清掃が行われた。インドネシアでは全国的に膨大な量の海洋ごみが問題となっており、ランプン州の海岸では2010年から毎年清掃活動が実施されている。

 海辺に集まった子ども、軍関係者、地元住民ら約200人が、プラスチックのごみの山の上を苦労して歩きながら、ビーチサンダルなどのごみを拾った。3時間の清掃で拾ったごみの量は30トンにも上った。

 ランプン州で清掃活動が始まったのは、地元漁師の網に大量のごみがかかるようになったのがきっかけだった。ごみの大部分は州都であるバンダルランプン(Bandar Lampung)から流れてきたものだという。

 約1万7000の島々から成るインドネシアは、2025年までに海洋プラスチックごみを70%削減する目標を掲げている。(c)AFP