【2月22日 AFP】1960年代に人気を博した米ポップバンド「モンキーズ(The Monkees)」のメンバー、ピーター・トーク(Peter Tork)さんが死去した。77歳だった。同バンドが21日、明らかにした。

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 モンキーズはフェイスブック(Facebook)の公式ページに「われわれの友達であり、メンター、先生、そして素晴らしい人だったピーター・トークがこの世を去った」と投稿。死因は明かされていない。トークさんは2009年、舌に影響する希少がんである腺様嚢胞(のうほう)がんの診断を受けていた。

 モンキーズの存命メンバー2人のうちの一人であるドラム・ボーカル担当ミッキー・ドレンツ(Micky Dolenz)さんはツイッター(Twitter)に「今は言葉もない。モンキーズの仲間を失って心が引き裂かれた」と書き込んだ。

 1965年、リアリティー番組のために結成されたモンキーズは、10代の少女らに熱烈なファンを広げ、米テレビ賞のエミー賞(Emmy Awards)を2度受賞。1967年には英ビートルズ(The Beatles)やザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)を上回る売り上げを記録した。

「デイドリーム・ビリーバー(Daydream Believer)」、「アイム・ア・ビリーバー(I'm a Believer)」、「恋の終列車(Last Train to Clarksville)」など数々のヒット曲を世に送り出したが、一方で同じ4人組のバンドだったビートルズの二番煎じとの批判もあった。(c)AFP