【2月22日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)は21日、女子シングルス準々決勝が行われ、スイスのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)が4-6、6-4、6-2で大会第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を撃破し、準決勝に駒を進めた。

 世界ランク45位のベンチッチは、2015年大会の女王ハレプに対して7度のブレークに成功する一方で自身も5度のブレークを許しながら、約2時間15分で試合を制した。格上に番狂わせを演じるのは、6度のマッチポイントをしのいで同9位のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)を倒した3回戦に続いて2試合連続となった。

 元世界7位のベンチッチは決勝進出を懸けた次戦の相手が、通算2度の大会制覇を誇る第6シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に決定。スビトリーナはカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)を6-2、6-3のストレートで下した。

 一方、前週のカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2019)決勝で、エリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)に敗れていたハレプは、終始疲れを感じていたことを明かし、「疲れていた。第2セットに入ってからは、少しけいれんも感じていた。それはいつものこと。汗もたくさんかいていた」とコメントした。

 その他では、台湾の謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)が最後は6ゲームを連取する強さを発揮し、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)に6-4、1-6、7-5で勝利。準決勝の相手はウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で優勝2回を誇る実力者で、これまでの対戦では一度も勝てていない第2シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に決まった。

 2013年大会の女王でもあるクビトバは、ヴィクトリア・クズモワ(Viktoria Kuzmova、スロバキア)を6-4、6-0で一蹴。謝と対戦した試合では、直近で顔を合わせた1月のシドニー国際(2019 Sydney International)2回戦を含めて全勝を記録している。(c)AFP/Bill SCOTT