【2月26日 東方新報】中国・公安部は、不法に資金調達を行ったとして、約380社のインターネット金融のプラットフォームを捜査していることを明らかにした。公安機関が差し押さえた資産は、100億元(約1640億円)にのぼるという。

 2018年6月以降、一部地方のP2P(ピア・ツー・ピア)インターネット金融プラットフォームの事件が頻発していた。

 容疑者らは「金融革新」の虚偽の看板を掲げ、高利息をうたい、虚偽の投資目標を設定するなど不法に資金を集めた。プラットフォームの実質的経営者など100人以上が逃亡したことが捜査で判明している。

 各地の公安機関は、悪質なネット金融業者を重点対象として捜査を進め、被害者数が多い「聯壁金融」「理財咖」事件などの主な容疑者をすでに逮捕し、「礼徳財富」などについては検察に送られ起訴段階に入っている。このほか、タイ、カンボジアなど16か国などで容疑者62人を逮捕している。(c)東方新報/AFPBB News