【2月20日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)は19日、女子シングルス2回戦が行われ、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)女王で大会第1シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は3-6、3-6でクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic、フランス)に敗れ、大会から姿を消した。

 世界ランク1位の大坂にとっては全豪後、そしてコーチとの関係解消後では初めての公式戦だったが、25本のアンフォーストエラーを犯すなどミスを連発。自身のサービスゲームを7回ブレークされてわずか約1時間で完敗した。

 大坂は「自分のプレーはすごく悪かった。そういう日もある。どんな状況でも勝つ方法を見つけないといけない」「サーブがひどかった。最近はあまり練習できていなかった。試合に入れば大丈夫になる時もあり、きょうもそうなることに期待していたが、そうはならなかった」とコメントした。

「ただ、ここから残りシーズンずっと勝てなかったとしても、不安だとは言わない。自分はまだ若手。まだまだ勉強しなくちゃならないことがあると感じている」「ひどい負け方をして、今はただ次の大会を楽しみにしている」

 勝利したムラデノビッチは3回戦でカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)と対戦する。

 第2シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)と第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)はそれぞれ初戦を突破し、前回女王で第6シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)も3連覇に向けて好スタートを切った。

 2013年にこの大会を制しているクビトバは、6-7(3-7)、6-4、6-4でカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)に勝利。タイブレークにもつれた第1セットを落としたところから、逆転で3回戦進出を果たした。

 15年大会女王のハレプは、ワイルドカード(主催者推薦)のユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)を7-6(7-4)、6-4で下した。

 スビトリーナは、対戦した地元期待のオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)が7-6(7-4)、4-0となったところで棄権したため3回戦進出。プリスコバは6-2、3-6、6-3で全豪決勝も経験しているドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)を退け、ベスト4入りした今年の全豪からの好調を維持している。(c)AFP/Bill SCOTT