【2月18日 AFP】2月末にベトナムで予定されている2回目の米朝首脳会談を前に、北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞(Rodong Sinmun)」は18日、北朝鮮が「重大な歴史的転換点」に直面しているとする論評を発表した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長による2回目の首脳会談は今月27・28日にベトナムのハノイで開かれる予定で、非核化への具体的な進展の見返りとして米国が北朝鮮に対する経済制裁を解くかどうかに注目が集まっている。

 労働新聞は「わが国はこのような決定的な瞬間に直面しており、さらなる高い目標を目指して靴ひもをきつく締め、走り出す時だ」と指摘。さらに米朝首脳会談にはっきり言及することは避けつつも、「わが国は重大な、歴史的な転換点に直面している」と強調した。

 また、北朝鮮が「強い社会主義国家」として成長を続けており、「全ての製品は国家を輝かせるために作られるべきだ」と持論を展開。愛国心あふれる真の行動は一人一人の職場から始まると説き、北朝鮮国民に経済成長に向けてより一層努力するよう呼び掛けた。(c)AFP