【2月18日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビーナ(Gabriela Gravina)会長は17日、同国セリエC(3部)・ジローネAでプロ・ピアチェンツァ(Pro Piacenza)が先発メンバーに7人しか起用せず、クーネオ(AC Cuneo)に0-20で大敗したことは、「競技に対する侮辱」だと酷評した。

 プロ・ピアチェンツァは財政難で、給与を支払われていなかった選手やスタッフたちはここ数週間ストライキに入っている。

 アウェーでのクーネオ戦が行われる17日を前に、最下位のプロ・ピアチェンツァは3試合が没収試合となっており、これが4度目となればセリエCから除外されることになっていた。

 そのため、プロ・ピアチェンツァは7人しかピッチに送り出すことができず、その全員が2000年から02年生まれの10代の選手だった。8人目の選手は身分証明書を忘れたため先発入りすることができず、60分が経過してから途中出場を果たした。

 また、2000年生まれの2選手のうちの1人がこの試合の記録表でコーチとして記されていた。

 スコアは試合開始から25分間ですでに10点差がつき、中位につけるクーネオは後半に手を緩めたもののさらに得点を重ね、この一戦だけでこれまでの24試合で挙げていた計18ゴールを上回る20得点をマークした。

 FIGCのグラビーナ会長は「クーネオでの出来事は、競技やその基本原理に対する侮辱である」とコメントした。

「この非現実的な状況の中で、FIGCはあらゆる規則を施行する義務があった。ファンの情熱や健全なクラブ、このリーグの信用性を守ることがわれわれの責任だ。われわれが不幸にも目にしてしまったものは、最後の茶番劇になるだろう」

 20チームで構成されるセリエC・ジローネAはイタリアのプロリーグではあるが、多くのクラブが財政上の問題を抱えている。

 同リーグ・ジローネCのマテーラ(Matera Calcio)は、昨年9月から給与が支払われていなかったとして選手たちが12月からストライキに入り、先週4度目となる没収試合のためリーグから除外された。(c)AFP