【2月18日 AFP】18-19スペイン1部リーグは17日、第24節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid) はホームでジローナ(Girona FC)に1-2と逆転負けし、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)に追い付くという希望をおそらくは失うことになった。

 前半、カゼミーロ(Casemiro)のヘディングで先制したレアルは、公式戦で13試合未勝利だったジローナを7連敗に導くかに思われた。

 しかし自己満足の気持ちが表れ始めると、それにつけ込んだジローナのクリスティアン・ストゥアーニ(Cristhian Stuani)にPKを決められると、ポルトゥ(Cristian Portugues Manzanera 'Portu')には逆転弾を許し、同点に持ち込むことさえできないまま、90分にはセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が退場になった。

 気持ちを奮い起こすことさえできなかったレアルのここでの黒星は、リーグ戦のタイトル争いで巻き返し始めていたように見えた中で命取りの自傷行為となった。

 前日、バルセロナはレアル・バジャドリード(Real Valladolid)に1-0で勝利していたが、そのパフォーマンスに活気はなく、不安定な戦いぶりが続いた。一方のレアルは、ここ8試合ではカンプ・ノウ(Camp Nou)でバルセロナに引き分けた以外、全て勝利してジローナ戦を迎えていた。

 バルセロナは今月末に敵地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)でのレアル戦を控えているが、両チームの勝ち点差が9に広がっており、次回の「エル・クラシコ(El Clasico)」に対してはあまり神経を使う必要もないだろう。

 また、2位にはアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が浮上しており、首位との勝ち点差は7となっている。

 レアルのサンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督は「残念だ」とコメントした。「われわれは勝ち点を落とし、ライバルたちは勝利した。素晴らしい戦いを続けていただけに残念だ」「リーグ戦が終わったか? そんなことはまったくない」

 レアルがこの試合で主導権を握っていただけに、ソラーリ監督はいら立ちを募らせるだろう。

 リーグ戦では昨年11月以来となる白星を手にし、試合終了後にはまるで残留を決めたかのように喜んだジローナは、降格圏に勝ち点4差をつけることに成功した。

 先週半ばに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)でアヤックス(Ajax)と対戦したことを受け、ジローナ戦で先発メンバーのローテーションを採用したソラーリ監督は、何かしらの非難を受ける可能性もある。(c)AFP/Thomas ALLNUTT