【2月18日 Xinhua News】音楽動画ソーシャルアプリ「抖音(Douyin)」は12日、「2019春節ビッグデータ報告」を発表した。報告によると、春節(旧正月)期間中、三線、四線都市(地方中心都市、地方都市)の動画アクセス数は前期比で117%増加し、お題に沿ったハッシュタグを付けて動画を投稿する「ハッシュタグ・チャレンジ」への参加回数は53%増加した。道観・寺院、遊園地、映画館は春節期間中、三線、四線都市でアクセスの上昇幅が最も高い地点だった。従来の初詣以外に、遊園地で遊んだり映画館で映画を見たりすることが、春節の新しい過ごし方になっている。

 春節期間中、中国国内で抖音へのアクセス数が最も多かった都市は重慶、西安、成都で、中小都市の塩城、阜陽などもトップ10にランクインした。アクセスの上昇幅が最も大きかった都市は梅州、陽江、茂名で、いずれも広東省の三線、四線都市だった。

 報告によると、国内観光地のうち、西安の昆明池の七夕公園、上海の外灘、西安の大雁塔がアクセス数のトップ3を占めた。国内ユーザーのアクセス数が多かった国外都市トップ5はシンガポール、ニャチャン、ソウル、パタヤ、ドバイだった。

 鉄道駅と空港は移動の起着点であり、春節期間中にアクセス数が最も多かった空港は鄭州新鄭空港、武漢天河空港、昆明長水空港で、鉄道駅は広州南駅、上海虹橋駅、北京西駅となった。

 新年を迎えるために帰省した際、父母と抖音で「コラボ動画」を撮影することが、親子の交流を促す新たなスタイルになっている。報告によると、春節期間中、複数人による「コラボ動画」が43%増加し、40歳以上のユーザーが撮影した動画数は前期比で81%増加、1日当たりのハッシュタグ・チャレンジ参加回数は66%増加した。

 父母との「コラボ動画」のうち「どんな手を使ってもお年玉をねだる」「父母とディスコダンスを踊って新年を迎える」「ママが私を起こしてご飯を食べる」が人気の撮影カテゴリーとなった。

 報告はさらに、春節期間中にユーザーが撮影した一家だんらんの料理では、ギョーザが圧倒的多数を占め、海鮮の登場率が激増したとした。また、花火観賞、会食、廟会(びょうえ、縁日)巡りのコンテンツが、春節期間中の動画撮影のうち、上昇幅の最も高いカテゴリーになったと伝えた。(c)Xinhua News/AFPBB News